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■大哺乳類展「陸のなかまたち」(2010/06/12) その1■
毎度のことながら哺乳類には全く詳しくありません。ただ「大哺乳類展」で飾ってある、象の骨を標本化する作業の一部を、とあるサイトのウェブ日記で読んでいたので、それを見たくて行きました。 その人が見たものをオレも見たい、というのが動機かな。 気になってはいたのですが、時間がなくて、見に行くのも難しいかなと思っていたのですが、幸か不幸か時間ができたため、これはチャンスだと。 「陸のなかまたち」が6月13日(日)までだったので、割とギリギリ。 混むと嫌なので、朝9時の開館に合わせて行きました。
9時の段階で既に列ができてました。 はっきり読み違え。 土曜日の博物館をなめてました。 そんなこんなで、博物館に入る前にヒューマンウォッチングです。 親子連れが目立ちますが、普通に興味のありそうな人たちが結構来ていました。 カップルもちらほら。ずいぶんと高尚なカップルだな、オイ。オレの妻はまだ寝てるよ。 女の子同士で来てる人とかもいて、ちょっとビックリ。大学のレポートか何かで来たのでしょうか。
知識のない人にはこれは便利です。 知識のある人にはおそらく邪魔な物です。 オレはもちろん借ります。 係の人によると、一部を除いてカメラ撮影可ということ。 おー! 美術館と違って博物館はそこがイカス! そして展示が始まったところで、恐ろしい渋滞。 「イモ洗い」とはこのことで、全く進む気配がありません。 仕方ないので、強行突破して、空いている所から見ていくことにしました。 ただし、このレポートはわかりやすさ優先で、展示順に見て行きたいと思います。
まず最初のコーナーは「哺乳類とは」。
実験的にライオンとヒョウを交配させた、レオポンの剥製が展示されています。 ただし、この生き物は生殖能力はなく、一代限りで終わってしまうということです。 新しい「種」が存続していくには、生殖能力があり、また、それが他と交配可能でないといけません。 その「新種」を「旧種」が同類とみなすかどうか、繁殖時期は一緒かなど、単純なものではないようです。
有袋類の祖先から始まって、真獣類の祖先、そこから食肉類、奇蹄類、偶蹄類、げっ歯類、翼手類、長鼻類の化石や骨です。 有袋類:カンガルーのグループです。 食肉類:イヌとかネコとかクマとかのグループです。 奇蹄類:サイとかウマとかのグループです。 偶蹄類:カバとかシカとかキリンとかウシのグループです。 げっ歯類:ネズミのグループです。 翼手類:コウモリのグループです。 長鼻類:ゾウのグループです。
と言っても、グループ分けは人間がしているわけで、ゾウも人間も進化の歴史は同じだけどな。 みんな40億年(ちょっといいかげんです)の歴史を持つ。 でもま、便宜上グループ分けしたら、そのグループの特徴を持つ動物は、あんまり古いのがいないというだけのこと。 突然現れたわけじゃなくて、そこにいたる「種」はちゃんといて、どんどん突き進めば、人間も鳥も魚も同じ「種」に辿り着くわけです。 みんな歴史は同じ。 ちょっと脱線しましたが、ゾウの仲間は今現在、3種類しかいないのだそうです。 「インドゾウ」と「アフリカゾウ」とあと1個は何? |
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