■対10連(1)
・基本キャラクター編
初級者が最も対処できないのは10連コンボである。相手の技を知らないのだから、割り込みようがない。この講座では相手の動きなどお構いなしに進めてきたが、さすがにこれだけは覚えないと仕方がない。なるべく初級者でも対応できるようにするので、ご勘弁願いたい。
基本的に被害を最小限に抑えることを目的とする。ある程度食らっても、最後の方の手痛い攻撃を食らわないように心がける。そこで、10連コンボを4発目までに判断して5発目以降で対処することにする。中にはそれより早く判断して欲しいものもあるが、極力ムリをしないようにしたい。
1. スティーブ、マードック
これらのキャラには10連コンボがないので、特に気にしなくてよい。
2. ファラン
右フラミンゴおよび左フラミンゴからと2通りの10連があるが、初級者にとってはどちらも同じである。ファランがクルクル回り始めて4発ぐらい当たったら「うっ、10連くさい」と思ってもらえばいいだろう。判断つく頃に回転下段蹴りがくる。この後2発ばかり単調な回転中段蹴りがきて、その次が下段攻撃になる。この下段を捌くことにする。実はこれは10連の7発目なのだが、10連に入る前の1発を数えてしまったり、10連だと気づいた時には何発目かわからないので、最初から7発数えるのは危険である。「回転下段蹴り〜単調回転中段蹴り2発後に下段捌き」と覚える。
3. 吉光
吉光の10連コンボには2通りの始まりがあり、用意する対応が3通りあるため、初級者には少し厳しいかもしれない。
まず、「三散華」(上段キック3発のガードすると横を向かされる技)が始動になっている10連。これは「三散華」2発から中段の裏拳へと派生するため判断しやすい。裏拳に派生後2発(計4発)ガードしたら [LP] を連打する。これで割り込める。
次に怒涛のショートアッパー3連発で始まる10連。こちらも判断は難しくなさそうだが、最初の3発が早く、気づいた時には4発目の上段蹴りをガードしている可能性がある。その場合は慌てずもう一発上段蹴りを待つ。そしてその上段蹴りをガードした後、[LP] 連打で割り込む。
ところがもう一発が上段蹴りではなく、怒涛の中段グルグル技がくる場合がある。この場合、グルグル技は連続ガードなのでグルグル中に [LP] を連打しておく。グルグル終了と同時に左パンチもしくは「蛇突双撃([LP LP])」で割り込むことができる。
4. シャオユウ
はっきり言ってシャオユウの10連はきつい。気づいた時には既に二択がかかった後、しかもその後は全く違った2通りの流れ、そして動きが速く割り込みにくい。
まず、一発目の蹴りが印象的なので覚える。感じとしては「ジャンプ弧を描いて軽めのかかと落としチック中段蹴り」、……余計わかりにくいので一度自分の目で確かめておいて欲しい。その蹴りの後、怒涛に攻め込まれたら、10連だと判断する。
その怒涛の 4,5発目あたりに下段の回転足払いが2発来たらその3発後の攻撃が下段なのでそれを捌く。4,5発目の下段は中段との二択になっているので、ムリしてしゃがまずにずっと立ちガードする。
4,5発目あたりに下段が来ない場合、その代わりに両腕をクジャクの様にバッと上げて後ろ向きになる。そこから2発後ろ向きで入れてきた後、下段が来る。ここを捌く。ちなみに、後ろ向きの2発目、つまり下段の1つ前は、「跳鶴連撃2発目」と似ている技である。
5. 一八
一八は割とわかりやすい。ワンツー始動で何発か攻め込まれて10連だと思ったら、かかと落としが来る。とにかくかかと落としの後が下段なので、そこを捌く。
6. ポール
ポールもなかなか厳しい。しかも止められないとダメージが大きい。
まずやることは「ワンツー」始動で10連が来たことを判断する。10連だと判断した頃に「瓦割り」が来る。「瓦割り」とは上からヒジを打ち下ろす技である。これをガード後、[3 ☆]と入力する。これで下段捌きが出るため、次の下段を捌くことができる。ただし、次が「崩拳」に派生する場合がある。そのため、[3] を長く入れていてはいけない。すぐレバーを放すことによって「崩拳」が来た場合それをガードする。「崩拳」が来た場合はそこで10連が終わりなのでもう安心してよい。
次にいつまでたっても「瓦割り」が来なくて不安になった頃に、ショートアッパーが来る。ここで少し間が空き、続いて上段が2発続くので、ショートアッパーガード後に「石頭([4 LP+RP])」を出す。
ポールの10連は速さはないので、慌てないようにしたい。
7. クリスティ
クリスティは特に意識しなくても済むような気がする。始動が「レヴェルサオ・ジラトリャ」という技なのだが、これが中段蹴り後、ブーメランのようにどっかへ行ってしまい、思い出したように戻ってきてまた中段蹴りを入れるというシロモノである。「揺震撃」の間がもっと長くなったようなものだと思えばいい。1発目の後、龍声で追っかけて行くとよい。
運悪く2発目をガードしてしまった時は、その後続いて上段が2発来るので、やっぱり「石頭([4 LP+RP])」を出す。
8. キング
キングもなかなかに厄介である。とりあえず、ジャンプ上段キックを待つ。ジャンプ上段キックが来たら次が下段なので、それを捌く。
ジャンプ上段キックが来る前に「アリキック」が来てしまった時は、すぐにしゃがんで「アリキック」3発目を防御する。次がすぐ中段なので立ちガードに即刻戻し、後は全段立ちガードしておく。
9. ロウ
ロウの10連は最初の方で下段が混じったりするが、対応するのは厳しいのでまず立ちガードである。そして「10連か?」と思って少しすると上段か中段の横蹴りが来る。この後下段が来るのでそこを捌く。
・まとめ
家に鉄拳4を持っている人は、プラクティスのディフェンスモードで練習すること。もっとよい対抗法が見つかる可能性が非常に高いので、各自研究するとよい。時間のない人はこの攻略でガマンする。
いずれにしても、知識で知っていてもとても割り込めない。体で覚えよう。

(※)
コマンドは1P側で表記してある。
表記は下記のとおり。
1〜9:レバーを倒す方向。1:左下 2:下 3:右下 4:左 5:なし 6:右 7:左上 8:上 9:右上。長く倒す場合は太字
☆:ニュートラル
RP:右パンチ
LP:左パンチ
RK:右キック
LK:左キック
+:同時押し