■狼牙(2)
・2発止めを考える
「狼牙」と言った場合、世間では「2発止め」を意味するらしい。ので、ここで「狼牙2発止め」を考えることにする。
鉄拳4からはレイはワンツーが使えるので、「狼牙2発止め」利用価値が確実に薄まった。
さらに言えば「狼牙2発止め」相手ガード後は決してこちらに有利な状態とは言えず、対策されると対等に2択をかけられる、いやむしろ不利なのではないかと思えるほどである。
だからあくまで「狼牙」が好きでたまらないという以外、「狼牙2発止め」はほっておく方がよいので、覚えたくない人はここは見ない方がよいと思われる。
さて、「狼牙2発止め」後、何をするか。
  1. 石頭([4 LP+RP])
  2. 後掃燕舞([1 RK RK])
  3. 右アッパー([3 RP])
  4. 酔歩([6 LK+RK])
  5. 下段捌き([3])
  6. 横移動([2(or 8)])
  7. 龍声([6 ☆ LP RP LP RP ?K])
である。上記1.〜7.について一つずつ詳細に解説しよう。
1. 石頭
[コマンド]: [4 LP+RP]

まず「狼牙2発止め」後に相手のクセを探るため、「石頭」を出していく。「狼牙2発止め」ガード後に上段攻撃、投げ等を打ってくる相手に対してヒットする。
ヒット後に続けて「狼牙」を出そうとすると「風神」にやられることから、ヒット後の特典はあまりない。ヒットしても攻めは慎重に。
また、射程が短く少し遠い相手には攻撃がスカるので、「狼牙」で相手が離れてしまった時には出さないように注意する。
それ以外の理由でヒットしなかった場合には次回以降、
  • 立ちガードされた場合 → 後掃燕舞([1 RK RK])
  • 一瞬しゃがんで立ちガードされた場合 → 右アッパー([3 RP])
  • 出の早い中段パンチ攻撃を食らった場合 → 酔歩([6 LK+RK])
  • 出の早い下段(特殊中段)攻撃を食らった場合 → 下段捌き([3])
  • 出の早い中段キック攻撃を食らった場合 → 横移動([2(or 8)])
  • 遠距離でしゃがまれた場合 → 龍声([6 ☆ LP RP LP RP ?K])
に変更する。
2. 後掃燕舞
[コマンド]: [1 RK RK]

本来はこれをまず出したいぐらいなのだが、キックに潰された場合にそれが中段なのか上段なのか判断がつきにくいため、様子見で使うのは得策ではない。また、ガード後の隙が大きいため、不用意に使うのは危険である。相手がしゃがまないことを確認した上で使う。
1発目ヒット後は蛇の構えに移行するもよし、ダウンした相手に追撃してもよし。
ヒットしなかった場合には次回以降、
  • しゃがみガードされた場合 → 右アッパー([3 RP])
  • 出の早い上段パンチ攻撃を食らった場合 → 石頭([4 LP+RP])
  • 出の早い中段パンチ攻撃を食らった場合 → 酔歩([6 LK+RK])
  • 出の早い下段(特殊中段)攻撃を食らった場合 → 下段捌き([3])
  • 出の早い上・中段キック攻撃を食らった場合 → 横移動([2(or 8)])
  • 遠距離でしゃがまれた場合 → 龍声([6 ☆ LP RP LP RP ?K])
に変更する。
3. 右アッパー
[コマンド]: [3 RP]

ヒットすると相手が浮き、出もそこそこ早く、これをメインにしてもよい。上段攻撃ながら、しゃがまれても相手をよろけさせるという特典つき。注意点としては「石頭」同様、射程が短いということである。
相手が浮いたら、なんでもお得意の空コンを入れればよい。
ヒットしなかった場合には次回以降、
  • 立ちガードされた場合 → 後掃燕舞([1 RK RK])
  • 出の早い上段パンチ攻撃を食らった場合 → 石頭([4 LP+RP])
  • 出の早い中段パンチ攻撃を食らった場合 → 酔歩([6 LK+RK])
  • 出の早い下段(特殊中段)攻撃を食らった場合 → 下段捌き([3])
  • 出の早い上・中段キック攻撃を食らった場合 → 横移動([2(or 8)])
に変更する。
4. 酔歩
[コマンド]: [6 LK+RK]

「狼牙」を上・中段パンチ攻撃でつぶしに来る相手に対して使う。
相手が浮いたら、なんでもお得意の空コンを入れればよい。
捌けなかった場合には次回以降、
  • 相手が立ちガードしていた場合 → 後掃燕舞([1 RK RK])
  • 相手がしゃがみガードした場合 → 右アッパー([3 RP])
  • 出の早い下段(特殊中段)攻撃を食らった場合 → 下段捌き([3])
  • 出の早い上・中段キック攻撃を食らった場合 → 横移動([2(or 8)])
に変更する。
5. 下段捌き
[コマンド]: [3]

「狼牙」を下段攻撃でつぶしに来る相手に対して使う。
下段捌きが決まったら、ライジングトゥーキック([9 RK])を入れる。
そして相手が浮いたら、なんでもお得意の空コンを入れればよい。
捌けなかった場合には次回以降、
  • 相手が立ちガードしていた場合 → 後掃燕舞([1 RK RK])
  • 相手がしゃがみガードした場合 → 右アッパー([3 RP])
  • 上段攻撃をしてきた場合 → 石頭([4 LP+RP])
  • 出の早い中段パンチ攻撃を食らった場合 → 酔歩([6 LK+RK])
  • 出の早い中段キック攻撃を食らった場合 → 横移動([2(or 8)])
に変更する。
6. 横移動
[コマンド]: [2(or 8)]

「狼牙」を主に中段キック攻撃でつぶしに来る相手に対して使う。
横移動で相手の技をよけたら、横移動からの各種攻撃を入れればよい。
避けられなかった場合には次回以降、
  • 相手が立ちガードしていた場合 → 後掃燕舞([1 RK RK])
  • 相手がしゃがみガードした場合 → 右アッパー([3 RP])
  • 上・中段パンチ攻撃を食らった場合 → 酔歩([6 LK+RK])
  • 下段(特殊中段)攻撃を食らった場合 → 下段捌き([3])
  • それでも上・中段キック攻撃を食らってしまった場合 → 狼牙出し切り(※特別参加)
に変更する。
7. 龍声
[コマンド]: [6 ☆ LP RP LP RP ?K]

主に引き気味の相手に対して使う。
引き気味の相手は、「狼牙2発」後に遠距離にいるので技をすかったりする。そういう場合は技を連発し固めていく。「龍声1発止め」もまた「狼牙2発止め」同様、隙が少ないのでそこからの攻めを選択してもよい。
潰された場合には次回以降、
  • 上・中段パンチ攻撃を食らった場合 → 酔歩([6 LK+RK])
  • 下段(特殊中段)攻撃を食らった場合 → 下段捌き([3])
  • 上・中段キック攻撃を食らってしまった場合 → 横移動([2(or 8)])
に変更する。
・まとめ
「狼牙2発止め」はこのようにやることがとても多い。構えよりも多いかもしれない。やると決めたら割とこれを主軸にしつこくやらないとペースがつかめない。
また、あまりやりすぎると「狼牙」自体を打たせてもらえなくなるので、その場合は出の早い技や回避性能のある技を織り交ぜていくことが重要である。もし仮に相手の止めグセを見抜いて裏をかくことができればなお素敵である。

(※)
コマンドは1P側で表記してある。
表記は下記のとおり。
1〜9:レバーを倒す方向。1:左下 2:下 3:右下 4:左 5:なし 6:右 7:左上 8:上 9:右上。長く倒す場合は太字
☆:ニュートラル
RP:右パンチ
LP:左パンチ
RK:右キック
LK:左キック
+:同時押し