■寝起き
・起きられない
ここは別に朝寝坊のレイウーロンを起こすコーナーではない。もちろん寝癖の直し方や低血圧によい食べ物なんかを紹介するわけでもない。
一回転ばされると何やら怒涛に攻め込まれて、起き上がることさえままならない、悲しい事態に少しでも備えようという、由緒正しきコーナーである。
初級者諸兄が陥りがちな状況として、わたわたガチャガチャとしていると、起き上がれずにあっという間にゲームが終了しているなどということがあるだろう。そしてクソゲーじゃねぇの? と思うわけである。ところが初級者諸兄が起き上がれない理由はそのわたわたガチャガチャに理由があるわけで、意味なくガチャガチャしていると、その行動に技を重ねられてしまうのである。ではどうするかと言うと、
  1. 寝たまま様子を見る
  2. 後転受身
  3. ボタン受身
  4. 寝技
などをする。
ではさっそく上記1.〜4.について一つずつ詳細に解説しよう。
1. 寝たまま様子を見る
[コマンド]: 何もしない

初級者諸兄が起き上がれない原因で一番考えられるのが、
[慌てていてとにかく起き上がろうとする→起き途中の中途半端な状態に技を重ねられる→また寝かされる]
この繰り返しである。そこでまずやらなければいけないことは、慌てないことである。慌てず相手の動きを見ていると、
  • 仁が羅刹門(?)で通り過ぎてゆく
  • ニーナが頭の上で双掌破(?)で固まっている
などなどの現象を目撃できる。
つまり、ガチャガチャして起き上がろうとしていたら、それらの技をくらっていた可能性が高い。それを寝ながら眺めて、技が出終わったかなというところで 4. の寝技でも食らわせられれば完璧である。
もし運悪く、寝た状態で追撃を食らっても、手痛い攻撃はそう受けない。しかも大抵の追撃は間合いが離れるようにできている。一発食らった後、離れた場所で安全に起きるというのも常套手段である。
とにかく初級者諸兄は全体的に相手を見ている余裕などないのだから、寝ているときぐらい落ち着いて相手を見てみようではないか。

ちなみにもし、上記技名が間違っていたとしたら勘弁して欲しい。ただでさえ技を覚えるのが大変なのに、他キャラの技名まで覚えていられないのが正直なところである。
2. 後転受身
[コマンド]: 浮かされたらすぐ[4]

鉄拳には受身というのがある。初級者はこれをちっとも使っていなかったりする。たまに暴発で出ていたりするかもしれないが、これが出ると出ないとではまるで違う。
そこで簡単なところで後転受身を導入する。
これは間合いをはずすのにちょうどいい受身である。受身遅れても、後転起き上がりになるので、どっちみちよい。
この講座でできあがるのは、おそらく中・遠距離レイウーロンなので、間合いができるのは重要なことである。
ただし、ガンガン攻めてくる相手など、これに技を重ねてくる人がいるので、こればかりやっていると起き上がれなくなる。やはり寝たまま相手の動きを見るのも重要である。
3. ボタン受身
[コマンド]: 浮かされたらすぐ[LP+RP(or LK+RK)連打]

コマンドが違うじゃねぇか! というツッコミが入りそうだが、これで出るんだからしょうがない。とにかく浮かされたら、上二つのボタンか下二つのボタンを連打すればよい。初級者諸兄が今までやってきたわたわたガチャガチャとそう違わない。もしかすると、意識せずにたまに出ちゃってたりしたかもしれない。
これは横方向に転がりながら受身を取るため、追撃を回避するのにしばしば有効なことがある。
ただここで注意がある。[LP+RP 連打]の方は画面奥(向こう)へ転がりながら受身を取る。[LK+RK 連打]の方は画面手前(こっち)へ転がりながら受身を取る。龍声の項でも言ったとおり、鉄拳には右回りの法則というのがある。もちろん転がる時も、右回りがよい。つまり浮かされた時に自分が1P側なのか2P側なのかを瞬時に判断できるなら、1P側なら[LK+RK 連打](手前へ転がる)、2P側なら[LP+RP 連打](向こうへ転がる)を選択する。
瞬時に判断するのが難しい人は、浮かされたらとにかく[LK+RK 連打]にする。なぜかと言うと、運悪く受身が取れなかった場合、つまり寝た状態になってしまった場合、[LK+RK]で技が出る。[LP+RP]では技が出ない。
これができるようになるとかなり起き上がれる確立が高くなる。がやはり、寝たまま相手を観察するのも重要である。
4. 寝技
[コマンド]: [以下を参照]

寝技とは押さえ込みとか上四方固めとかそんなのではない。寝た状態から出せる技を勝手に寝技と呼ばせてもらっている。一般的には通用しない単語だと思うので、心の中だけでそう呼んで欲しい。
ちなみに寝た状態から出る技は、
  • 地背連脚([相手頭を向けてうつ伏から LK+RK])
  • 跳ね起き([相手に足を向けて寝た状態で LK+RK])
  • 跳弓脚([相手に頭を向けて寝た状態で LK+RK])
  • 仰寝後掃燕舞([相手に頭を向けて寝た状態で LK RK])
  • 伏寝弧流腿([相手に足を向けてうつ伏から RK LK])
  • 伏寝掃腿([相手に足を向けてうつ伏から LK RK])
  • 伏寝滑([相手に頭を向けてうつ伏から RK LK])
  • 起き上がり下段キック([倒れた状態で LK])
  • 起き上がり中段キック([倒れた状態で RK])
である。
しかし、「こんなに覚えられない」「○○の状態でというのが多すぎてわからない」というのが初級者というものであろう。それはもっともな意見である。「キャラは立っているか倒れているか、状態は二つである」という人もいるに決まっている。虹は外国へ行けば七色じゃないところもあるのと同じである。そこで、技名や状態を排除して並べてみると、
  • [LK+RK]
  • [LK RK]
  • [RK LK]
  • [LK]
  • [RK]
5つに減った。どの状態でもいいからどれかをすれば何か技が出る。出ないなら出ないで、それはフェイクと言い切る。これでも多いという人は、
  • [両キックボタンをテキトーに連打]
1つになった。これをすればどの状態でもなんらかの技が出る。出ないなら出ないで、それはフェイクと言い張る。これによっていろんな状態からいろんな技がまんべんなく出て、相手は狙いどころが読めなくなる。もちろん自分もわからない。なんと心強い1択であろうか。
・まとめ
とにかく初心者は慌てないようにすることが重要である。じっとしているのがいい。相手が技をスカったところへ両キックボタン連打である。そのうち相手は起き攻めではなく、追い撃ちに戦法を変えてくるであろうから、それからは後転受身をすればよい。これで初級者諸兄も起き上がることができるようになるであろう。
割と地背連脚は使い勝手がいいことに気がついた。近距離なら立派に伏寝滑との二択になる。壁際に追いやられた時など悪くない働きをする。

(※)
コマンドは1P側で表記してある。
表記は下記のとおり。
1〜9:レバーを倒す方向。1:左下 2:下 3:右下 4:左 5:なし 6:右 7:左上 8:上 9:右上。長く倒す場合は太字
☆:ニュートラル
RP:右パンチ
LP:左パンチ
RK:右キック
LK:左キック
+:同時押し