■間合い
・試合の組立
他のホームページでは、フレームがどうとか言っているが、「そんなこと言われてもよくわからない」というのが初級者の正直なところではないだろうか。ここではそれらについては考えずに、大まかに間合い別の試合の組立について見てみることにする。
ここでは間合いを
  1. 近距離
  2. 中距離
  3. 遠距離
に大別する。
ではさっそく、上記1.〜3.について一つずつ詳細に解説しよう。
1. 近距離
まず、近距離とはどの程度の距離であろうか。これは「通常攻撃が当たるだろうな」という距離だと思ってもらえばいい。中には射程の短い攻撃などもあって、「やっぱり当たりませんでした」ってことでも構わない。
当然敵の攻撃も当たるだろうし、投げなんかもくる可能性があり、初級者としてはとても不安な距離である。ここで使う技は、「出が早い」「避け性能がある」などの技である。具体的には
  • ワンツーパンチ([LP RP])
  • 石頭([4 LP+RP])
  • 下がりながらの虚環脚([4 LK LK])
  • 刃落([4 RK])
  • 蛇掌拳([横移動 → LP])
  • 酔連拳([横移動 → RP RP])
などである。
「ワンツーパンチ」は出が早い上段攻撃である。とにかく早いので相手の技をガードして、間合いが詰まってしまった時などに出すと二発中どっちかは当たる可能性が大きい。
「石頭」は出が遅いながらも、相手の上段攻撃をかわしながら相手の中段を攻撃する。近距離は相手も出の早い上段攻撃や投げなどを多用してくる可能性があるので、これも有効である。
下がりながらの「虚環脚」は相手がズゴズゴと押してくる場合に出すといいだろう。技の切れ目に出しておくと、次の技を出すために突っ込んで来た相手に当たる。
「刃落」は相手の技にカウンターで当てる感じで使う。こちらのどの辺が相手のどの辺に当たっているのかわからないところが大雑把でよい。「鉄拳2」の準の「竜車蹴り」と似ていると思う。

そして、これらの技の合間に
  • 後掃燕舞一発止め([1 RK])
を出す。
そしてレバー [2(or 8)] で「蛇の構え」に移行する。狼牙、龍声と並んでレイの下段の主力商品である。出は遅く、ガードされると大変不利だが、これがないと始まらない。レイの下段を意識させるのに充分印象的な技である。きっと初級者はガンガン使っていると思われるのでコメントはいらないかもしれない。

以上が近距離の説明である。他にも使えそうな技はあるが、とりあえずこんなところでよいと思う。
2. 中距離
次に中距離である。中距離とはどの程度の距離であろうか。これは「通常攻撃が当たるかもしれないけどスカりそうな、でもワンステップすれば当たるだろうな」という距離だと思ってもらえばいい。
この場合はとにかくステップからの技を出す。つまり、
  • 狼牙([6 ☆ RK LP 〜])
  • 龍声([6 ☆ LP 〜])
である。
とりあえずは「狼牙」を出す。「鉄拳」ではローリスクな大技が中段に多いため、相手は大抵最初のうちは「立ちガード」で様子を見る。その後もやはり立ちガードをしてくるようなら、「狼牙」一本で構わない。
相手がしゃがんでくる場合、「龍声」を混ぜる。ただし、混ぜる程度でよい。半分以上はやっぱり「狼牙」でいく。また、相手がガード中心のタイプだったら、「龍声」から「構え」にはあまり移行しないようにする。移行直後を狙われる。
その他、突っ込んでくる相手に「横移動からの酔連拳([2(or8) RP RP])」や、「蛇双拳([6 LP+RP])」を当てるなどもあるが、とりあえずこんなところでよいと思われる。
3. 遠距離
最後に遠距離である。遠距離とはどの程度の距離であろうか。これは「通常攻撃が絶対に当たらないし、ワンステップしてもスカるような気がする」という距離だと思ってもらえばいい。
そんな時は、
  • 龍声([6 ☆ LP 〜])
を出す。
そして相手に攻撃が当たらない位置で横移動し、「構え」に移行する。これにより龍声を潰しに来た相手の攻撃を横移動で回避し、構えからの強力な攻撃を叩き込むことができる。
相手に龍声が当たってしまった場合はそのまま出し切ってしまった方がよい。構えに移行したところを狙われるからである。
はるか遠距離の場合は「龍声一発止めから蛇の構え([6 ☆ LP 2(or8)])」に移行し、さらに好きな「構え」に移行して攻めていってもよい。
とにかく距離が離れた場合は少し余裕があるので、「構え」に移行できそうなら移行してしまうとよい。
・まとめ
間合いごとの戦略についてかなり大雑把に挙げてみたが、大体こんなものである。
対戦相手、もしくは対戦キャラによって変わってくるのだが、対戦に慣れてきたら自分なりの攻略を見つけ出せばよい。最初のうちはこれで充分である。

(※)
コマンドは1P側で表記してある。
表記は下記のとおり。
1〜9:レバーを倒す方向。1:左下 2:下 3:右下 4:左 5:なし 6:右 7:左上 8:上 9:右上。長く倒す場合は太字
☆:ニュートラル
RP:右パンチ
LP:左パンチ
RK:右キック
LK:左キック
+:同時押し