■心構え
・乱入
乱入の際いろいろと不安があるかと思う。おそらく研究のためにいろいろなホームページを見て、いろいろなお約束ごともついでに目にし、どぎまぎしている人もいるだろう。具体的には次のような心配があるのではないだろうか。
  1. 自分のような弱者が乱入してよいのだろうか?
  2. 自分のプレイスタイルが相手を怒らせてしまわないだろうか?
  3. 自分の知らないところでマナー違反をしてないだろうか?
  4. 弱くて恥ずかしい
まだ人それぞれいろいろあると思うが、代表としてこんなところを挙げてみた。不安があると、萎縮して思ったとおりの動きをすることができない。ただでさえ勝てないのにこれは不利である。そこで初級者のこのような不安をここでは払拭しようかと思う。
これは何も鉄拳に限らず対戦ゲームだったらどれも同じだろう。他のゲームに関しても参考にしてもらってよい。
1. 自分のような弱者が乱入してよいのだろうか?
はっきり言って問題ない。乱入しちゃいけないとすると、

乱入しちゃいけない
強くなれない
一生弱いまま
一生乱入できない

などという困った図式になってしまいかねない。となると後は鉄拳人口は先細りを待つばかりである。鉄拳ファンがそれを望んでいないことは火を見るより明らかである。
とにかく誰かがやっていたら構わず乱入すべきである。ボコボコにされる(ゲームでだよ)かもしれないが、案外あなたの弱い点をプレイによって教授してくれるかもしれない。
2. 自分のプレイスタイルが相手を怒らせてしまわないだろうか?
これも気にしなくていい。対戦と名が付くからには勝つためにやるのである。勝つために有効だと自分が思っているプレイスタイルが相手の気にそぐわない時はそれは運が悪かったと相手にあきらめてもらうしかない。大体、万人受けするプレイスタイルなど目指しようがない。寝レイなら寝レイでもいい。相手の方がうまいんだから相手に対策を練ってもらえばよい。そのプレイスタイルを潰されれば、その相手に対してはプレイスタイルを変えるしかない。
だからあなたもうまくなった時には、気に食わないプレイスタイルに腹を立てるのではなく、「オレには通用しないよ」というようにそのプレイスタイルを潰してやるぐらいの余裕を見せて欲しい。
3. 自分の知らないところでマナー違反をしてないだろうか?
基本的なルールとしては、「筐体を壊さない」とか「列の横入りをしない」とか「ゲームをする時はお金を払う」など、一般的にあたりまえなものだけのはずである。製作会社もゲーセン側もそれぞれのゲームに対してそんなに細かいルール設定などしていない。「コントローラーを乱暴に扱わない」とか「連コインがダメ」などはあくまで地方ルールである。製作側だってバカじゃない。熱くなってコントローラーを乱暴に扱ってしまうことなど考えられることなので、製作時にそれぐらいのことは考えて作っているだろう。連コインにしたって、多くのゲームに「コンティニュー」がある以上、連コインを想定したつくりになっているのである。
つまり、ルールに関しては普通に生活するレベルで考えておけばよいのである。ただし「郷に入っては郷に従え」ということがあるので、誰かに文句を言われたり、注意された場合は、「ごめんなさい」と素直に謝り、教えてもらったルールに従うのが吉である。
4. 弱くて恥ずかしい
1. とかぶってくるが、今回の鉄拳は純粋に恥ずかしさが先に立つケースが考えられる。鉄拳5になってなんやらカードを差すと勝率や段位・級位がわかるなぞという仕組になっているため、弱さを具体的な数値で表わされて恥ずかしいということである。実は私はエッジ(しかもブラウザ機能ナシ)しか持っていないため、その弱さをひけらかさずにすんでいる。ということで、「カードを使わない」というのはどうだろうか。しかしファイトマネーを貯めてキャラをカスタマイズしたいというのも頷ける(いいなぁと思う)。では弱さを逆手に取るというのはどうだろう。「一見して弱そう」ならば相手に油断が生まれるかもしれない。そうだ「弱さ」は「作戦」である、と言い切ってみる。
それに家庭用が出る前にゲーセンでやっている人たちはみんなうまい。勝てなくて当然と思ってなければやってられない。
とにかくいずれにしても開き直るしかないような気がする。
・まとめ
要は普通に乱入してよいということである。多くの場合、問題は特に発生しない。安心してのびのびプレイするように。それでも心配な人は、トラブルが発生した場合に謝る準備と、感じ悪くされてもそんなに気にしない準備を、頭の片隅にでもしておけばよいのではないだろうか。
・おまけ
心構えとはちょっと違うので「おまけ」としたが、対戦時にはできることなら 2P 側を選択したほうがよい。理由は、
  1. 2P のコントローラーの方が不具合が少ない(気がする)
  2. 2P の方が横移動時に画面が見やすい
からである。
さきほどは「ある程度乱暴に扱っても壊れないように出来ているはず」というようなことを書いたが、やはりモノである以上壊れるのである。壊れるまでいかなくても不具合ぐらいは発生する。その不具合についてだが、1P のコントローラーの方が 2P のコントローラーよりも多い(気がする)。おそらくコンピュータ戦を一人でやり始める時、1P に座る人が多いのではないだろうか。そのため故障する確率が高いのではないだろうか。
また、横移動時に見やすいというのは、何度か出てきた右回りの法則のせいである。鉄拳では横移動は右にした方が相手の技を避けやすい。つまり 1P なら画面手前、2P なら画面奥となる。1P 側で相手の攻撃を横移動でかわした場合、自分の背中と相手が重なって、相手が何をやっているのか見にくくなる。それに比べて、2P なら相手が手前になるので何をやっているか見やすい。初級者は特に相手の動きについてはほとんど無知なので、相手が見えなくなるのは恐い。
おまけが長くなってしまったが、できる限り 2P 側を選択しよう。

(※)
コマンドは1P側で表記してある。
表記は下記のとおり。
1〜9:レバーを倒す方向。1:左下 2:下 3:右下 4:左 5:なし 6:右 7:左上 8:上 9:右上。長く倒す場合は太字
☆:ニュートラル
RP:右パンチ
LP:左パンチ
RK:右キック
LK:左キック
+:同時押し