■豹拳
・最強の構え
レイウーロンの構えの中で「豹の構え」は最強と言えるだろう。なにしろ姿勢が低いものだから、上段攻撃が当たらずに済む。そしてレバーを前に入れておけば、下段を捌く。つまり中段攻撃しか当たらないことになる。しかも中下段に対して強力な技を装備しており、攻守ともに優れた一品である。
そこでここでは「豹拳使い」を目指すことにする。
「豹拳使い」となるためにやるべきことを述べるに当たって、
  1. 試合開始直後
  2. 構えまでの攻防
  3. 構えてからの攻防
  4. 豹手からの空コン
  5. 中段回避
の5つの項目を取り上げる。
上記 1. 〜 5. について一つずつ詳細に解説しよう。
1. 試合開始直後
鉄拳5になって試合開始前に構えに移行することができなくなった。これは弱レイにとって手痛い修正である。そのため試合が始まってからなんとかうまく構えまで移行しなくてはならない。そこで割と安全に構えまで移行できると思われる方法を挙げる。
  • 後ろジャンプ鶴翼飛翔脚 → 鶴の構え → 横移動で豹の構え([7 LK 8])
何度も言うようだが、移行した後はレバーを常に前に入れておくこと。
2. その他構えまでの攻防
試合が始まった後、「豹の構え」までのルートを覚える必要がある。1パターンだと潰されやすいのでいくつか用意する。とりあえず、
  • 後掃燕舞一発止め → 蛇の構え → 横移動で豹の構え([1 RK 2(or 8) 2])
  • 蛇双拳〜豹の構え([6 LP+RP 2(or 8)])
  • 龍声3発目〜豹の構え([6 ☆ (LP,RPを数回連打) 2(or 8)])
でよいだろう。
近・中距離では「後掃」からと「蛇双」からのを交互に出す。もちろん交互に出そうとしても交互に出るものではないし、構えにうまく移行できないときもままあるので、相手に読まれる心配はない。
中・遠距離では「龍声」から移行する。これについてはコマンドを見ていただくとわかるのだが、適当に [LP] と [RP] を連打した後、レバーを上または下に入れる。戦闘中にボタンを押した数を勘定するのはわずらわしいので、なんとなくでよいということである。おそらくこれで移行できる構えは、「龍」「豹」「虎」のどれかであると思われる。「豹」になるんじゃなかったのか? と思われるかもしれないが、別にどれでもよい。前の章で述べたとおり、やることは同じである。コマンド [LP+RP] を押す。それだけである。龍声からの移行に関しては、どの構えに移行したのかはこの際気にしなくていいということである。ここを曖昧にすることで、「豹」以外の構えを自動的に出せ、揺さぶりをかけることができる。
3. 構えてからの攻防
前の章でも、この章に入ってからも再三言っていることだが、構えてからやることは二つだけである。これは「豹の構え」だけに限らない。
  • レバーを前に入れっぱなし [6] にする。
  • コマンド [LP+RP] を押す。
今回は「豹の構え」についてなので、上記を「豹の構え」についてのみ解説する。
まず、先ほど少しだけ触れたが、レバーを前に入れっぱなすことで相手の下段攻撃を捌くことができる。
次にコマンド [LP+RP] だが、「豹の構え」からの技でこのコマンドに該当する技はない。しかし同時押しでコマンドがない場合に [LP] が先に判定されるんじゃないかと思えるほど、「豹双爪([LP RP])」が出る。約8割としておこう。残り2割は「豹手([RP])」である。どちらも強力な技なのでどちらが出ても問題ない。
とにかくやることが二つであることがわかっていただければ、それでよい。
4. 豹手からの空コン
3. のコマンド [LP+RP] によって、2割の確立で「豹手」が出て、さらに運がよいことにそれがヒットして、さらに相手が宙に浮いていて追い撃ちできそう、という状況が目の前に展開されることがたまにある。しかし初級者諸兄は俗に言う空コン(空中コンボ)というヤツを知らないので(知ってても入れられないので)、ダウンした相手に後掃を入れる程度しかない。ヘタをすると受身を取った相手に反撃されかねない。そこで今回は1つだけ空コンを導入する。
まず、この講座の言いつけを守っているならば、レバーを前入れにしているはずである。そこから出る技というんだからもはや限られてくる。ここでは迷わずコマンド [LP+RP] を出す。これで「蛇双拳([6 LP+RP])」が出る。つまり初級者諸兄は「構え→レバー前入れ→ [LP+RP]」で打ち上げた後、もう一回前と同じコマンド [LP+RP] を入れるだけでよい。なんと簡単な空コンであろうか。
さらにレバーを前に入れっぱなしにしてあるので、「蛇双拳」技後「鶴の構え」に移行する。鶴の構えで「起き攻め」をするもよし、寝っぱなしの相手には「鶴爪([RK])」でも叩き込めれば言うことない。これはボタン受身でかわされたり、遅いとガードされたりするので難しいが、テキトーにやっておけばよい。いっそのこと「起き攻め」オンリーと割り切って、「跳鶴連撃([LK RK RP LK])」でも出しておくといい。
5. 中段回避
どうも「豹の構え」を出の早い中段攻撃によって潰されるよ、という人のためにこの項目を設けてみた。「豹の構え」は相手の中段攻撃になすすべがない。そこでどうするか。
「横移動([2(or8)])」である。構え時の横移動が鉄拳5では短くなった気がするが、まあ何もやらないよりマシである。回避できる技もあることだろう。横移動で相手の技をすかした後、なんでもいいから技を叩き込む。
これのおかげで「豹の構え」以外の構えにも移行するため、何か構えを使い分けているようにも見えないこともない。
・まとめ
項目が5つにもわたり大変なようだが、構えないことにはレイウーロンらしからぬので、ガマンしていただきたい。どうしてもガマンがならんという方は、1. 〜 3. のみをおさえるということでも構わない。
以上であなたは「豹拳使い」となった。前述の狼牙関連製品と合わせて、うまく戦略を組み立ててほしい。

(※)
コマンドは1P側で表記してある。
表記は下記のとおり。
1〜9:レバーを倒す方向。1:左下 2:下 3:右下 4:左 5:なし 6:右 7:左上 8:上 9:右上。長く倒す場合は太字
☆:ニュートラル
RP:右パンチ
LP:左パンチ
RK:右キック
LK:左キック
+:同時押し