■ダメージ
・ダメージ効率を考える
レイウーロンを使っていて、試合全体は自分が押していたのにも関わらず、結果は負けているということが少なからずあるのではないだろうか。それはシャオほどじゃないにしろ、攻撃力が弱いからではないかと邪推する。
そこで攻撃力30を超える技(投げとガード不能を除く)を挙げてみると、
  1. 綜爪牙4発目([6 ☆ RP LP RP LP])
  2. 前入れ虚環脚1発目([6 LK])
  3. 各種旋風連脚([LK RK]など)
  4. 揺震撃、虎蹲山1発目([6 ☆ LK])
  5. 雷光跳脚([6 6 6 LK])
  6. 雷光1発目([6 RK])
  7. 巻暫脚([蛇の構え中に LK])
  8. 龍牙([龍の構え中に LP+RP])
  9. 鶴翼([鶴の構え中に RP])
  10. 虎旋脚([虎の構え中に LK])
  11. 背身後掃燕舞2発目([背向け中に 1 RK RK])
結構ある。他のキャラよりもずっと多い。これでは攻撃力が弱いなどと言ってはいられない。しかも今回の5からは昇流脚などという見栄えのする中距離中段技も手に入れた。もはや攻撃力が弱いなどとは言っていられない。やるべきことは別の言い訳を探すか、上に挙げた技を当てることである。
そこでいかに上記の技を当てるかを詳細に解説していく。
1. 綜爪牙4発目
[コマンド]: [6 ☆ RP LP RP LP]

この技は普通に立合いで出すことができ、1発目ガードで全段強制ガードとなり、最後にはお互い背向け同士のレイウーロン有利な状況になるので、4発目を当てなくても積極的に使ってよい。とはいえ、返し技を持っている相手には絶好の返しの的なので、返し技のない相手に使う。つまり、
  • ポール
  • ニーナ
  • 飛鳥
  • スティーブ
  • ブライアン
以外のキャラに積極的に使っていく。
スティーブとブライアンはパリングで返し技じゃないのだが、パリングから確定反撃があるので返し技とみなす。
2. 前入れ虚環脚1発目
[コマンド]: [6 LK]

この技は割と出が早く、硬直の長い技の後に確定することもよくある。そこで相手の技をガードした後にこれを出す。注意点としては、
  • あまり隙のない技には出さない
  • しゃがまれるようになったら、「一時」出すのをやめる
ことである。
使っていない人はいないと思うが、もし使っていないようならこれを使うだけでも勝率が上がると思われる。
3. 各種旋風連脚
[コマンド]: [LK RK]など

この技は相手の起き上がりに重ねるように使う。レバー上入れで3発続き、運がよいとデカキャラには2発当たったりする。レイウーロンでクマやパンダと対等に戦うのに是非とも必要な技である。
ガードさせた場合、背向け状態からの二択を迫れる。
スカった場合でも、レバー下入れで寝に移行できるので、使い勝手がよかった。
なぜ過去形かと言うと、横移動に非常に弱く、5ではさらに当たりにくくなった感があるからである。
うまい人は確実に打ち落としてくるし、微妙な技になってしまった。
基本一発止めからレバー下入れで寝に移行し、トリッキーな動きを演出するためのものと割り切って使う。
4. 揺震撃、虎蹲山1発目
[コマンド]: [6 ☆ LK]

相変わらず使う場所がわからない。本当はこれがダメージが一番高いので使いたいところだが、当てるのがかなり難しい。上段攻撃なので立っていても座っていても防御される。しかもニュートラルガードのため、たぶんボーっとしている相手にすら当たらない。
混戦時に起き上がりに重ねると当たることもあるようだが、実戦向きではない。
5. 雷光跳脚
[コマンド]: [6 6 6 LK]

これはなかなか利用しづらい、と思っていたのだが、5からは昇流脚([6 6 LK])があるので、「まあどっちか出ればいいや」的な使い方ができる。横移動にもそれほど弱くはない。攻撃判定は中段で、ガード後ひるみを発生させる。
6. 雷光1発目
[コマンド]: [6 RK]

大振りな技にもかかわらず、意外と利用しやすいのがこれ。技を出す際に、若干左移動をするため、技をすかすことができる。利用どころとしては、
  • 中間距離からいきなり
  • 狼牙2発止め後
  • 左横移動から出す
など。
他にも工夫するといろいろ利用できる場面はいろいろある。
7. 巻暫脚
[コマンド]: [蛇の構え中に LK]

これは中距離でいきなり出して吉。中距離から上段攻撃をしようと突っ込んで来た相手にぽこっと当たる。しかも蛇からこんな技を出す人は滅多にいないため、レイウーロンに独自感が出る。
8. 龍牙
[コマンド]: [龍の構え中に LP+RP]

「龍砲」と比べて上段避け性能がないため、いきなり使うのは難しい。「蛇の構え」または「虎の構え」から相手の攻撃を横移動ですかし、そこから叩き込むのが基本。レバー前入れで「虎の構え」に移行するため、
  • 虎の構え〜横移動〜龍牙〜虎の構えループ
などという凶悪(そんなにでもないか)ループも可能。
9. 鶴翼
[コマンド]: [鶴の構え中に RP]

これも他の構えのものと同じく、「豹の構え」から相手の攻撃を横移動ですかし、そこから叩き込む。
ヒット後速攻で後掃燕舞を決めると2発目がスカる。基本は1発止めにし、蛇の構えに移行する。若干もたつくと2ヒットすることもあるので、それを狙ってもよい。
また、昇流脚や跳弓脚始動のコンボで、鶴翼飛翔脚〜鶴翼というように手軽コンボにも使える。
10. 虎旋脚
[コマンド]: [虎の構え中に LK]

「虎の構え」から出す「揺震撃1発目」だが、コマンドにステップインがないため、横移動後に出しやすい。よってこれも「龍の構え」から相手の攻撃を横移動ですかし、そこから叩き込む。
11. 背身後掃燕舞2発目
[コマンド]: [背向け中に 2 RK RK]

相手の技を背向けですかし、そこに叩き込む。近距離では背中にヒットしてしまうので、当然中距離で使用。
・まとめ
以上、駆け足で解説してきたが、利用していない技が結構あるのではないだろうか。ヒットしないことも多いが、一度当たれば大きい。狙ってみる価値はあるのではないだろうか。

(※)
コマンドは1P側で表記してある。
表記は下記のとおり。
1〜9:レバーを倒す方向。1:左下 2:下 3:右下 4:左 5:なし 6:右 7:左上 8:上 9:右上。長く倒す場合は太字
☆:ニュートラル
RP:右パンチ
LP:左パンチ
RK:右キック
LK:左キック
+:同時押し