|
||||||
▲IT関連情報へ戻る | ||||||
▼直感的に理解するイーサネット(第1回) (2003/08/19 更新)
いまやどこの会社でもLANがひかれています。その大半はイーサネットという形態です。その仕組みは、まあ、糸電話みたいなものです。
右の図を見てください。「おさげ」が「きゃっぷ」に何か伝えたい場合、どうしたらいいでしょう? その場合次のように言えば伝わります。
おさげ「おーい、きゃっぷ! おさげだよ。明日の掃除当番代わってよ」 他の人にも会話は届きますが、自分が呼ばれていないので他の人は無視します。そして「きゃっぷ」は自分が呼ばれたので、注意して聞きます。
イーサネットもこれとほぼ同じです。
右の図を見てください。 CompAからCompBにデータを渡す時は次のようなデータを送信します。 CompA「宛先:CompB、送信元:CompA、データ:010101000101000101」 イーサネットなどと大層なことを言っても、線でコンピュータが繋がっているだけです。当然ねらったところにだけデータが送られるなどということはなく、全体に届いてしまいます。ただし、CompCとCompDは自分宛てのデータではないので処理しません。CompBは自分宛てのデータが届いたので処理をします。
ちなみに「宛先」、「送信元」にはMACアドレスという番号を用います。ネットワークカードや、その他ネットワーク機器につけられている番号で、その番号は重複しないように世界で1つしか存在しません。IEEEで管理しています。00:01:B2:8A:5B:EC のような48bit(6bytes)で構成されています(※注:アドレスは2桁×6=12桁で表記。1桁を0からFまで、つまり2進数にすれば"0000"〜"1111"までの範囲で表わすので4bit分。そのため12桁×4bit=48bit(6bytes)となる)。情報処理試験などでもよく登場しますので、覚えておくとよいでしょう。
イーサネットは「全員に送るから関係のある人勝手にとってよ」というかなりいいかげんな仕組みです。次回は同じような感じで「衝突(コリジョン)」について見ていきます。
|
||||||
ご意見・お問合せはinfo@satram.jpまで Copyright 2003 Satellite RAMBLING. All rights reserved. |
||||||