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▼直感的に理解するイーサネット(まえがき) (2003/11/26)
いまや多くの会社でLANがひかれています。へたをすると家庭内でもLANがひかれている恐れがあります。その大半はイーサネットという形態です。
これから、そのイーサネットについて解説していきますが、ここで心構えを一つ。 [重要] 世の中のネットワークについては忘れてください。 確かに現在のネットワークのベースとしてイーサネットは多く用いられています。だからさぞ便利なものだろうと考えてしまいがちです。ところがイーサネット単体でできることは実に限られています。はっきり言ってろくなことができないと思っていただいてもいいでしょう。そこでこの講座ではイーサネットを次のような前提に基づくものと仮定します。 [前提]
でも実際にイーサネットを利用して大きなデータも普通に送っているし、重要なメッセージを送っているから勝手に捨てられると困る、という人。それはイーサネットが行っていることじゃないのです。大きなデータを送るときは、
「大きなデータを分割して、イーサネットで送れる長さにして、『イーサネットでそれを送り』、それを受け取ったらまた大きなデータに組み上げる」 そんな処理をしていますが、イーサネットの行っていることは『』の中だけです。その途中で受けとったデータが壊れていて、 「××のデータが壊れていたのでもう1回送ってくれと『イーサネットで伝える』と、相手はわかったもう1回送るぞ、と言って壊れた部分のデータを作成して、『イーサネットでそれを送り』それを受け取った方はまた、組み立ててみる」 わけですが、イーサネットのやることはやっぱり『』の中だけです。つまり、世の中のネットワークはいろいろな技術の組合せで成り立っているのです。イーサネットはただの運び屋と言ってもいいでしょう。データが何に使われようが、どうなろうが、そんなことは知ったことじゃないのです。 とはいえ、全く無法地帯というわけではありません。ある程度のルールは決まっています。そのルールをこれから見ていくことにいたしましょう。
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